Shizen Connect、東京ガスの高圧領域における系統用蓄電池制御システムとして採用
~各種電力市場のルールの変化に柔軟に対応可能な技術力と信頼性を評価~
分散型エネルギーを統合管理するVPP(*1)プラットフォーム市場シェアNo.1の株式会社Shizen Connect(以下、Shizen Connect)は、自社開発のエネルギー管理システム「Shizen Connect」(以下、「Shizen Connect」)が、東京ガス株式会社(以下、東京ガス)の高圧系統用蓄電池制御システムとして採用されたことをお知らせいたします(以下、本採用)。

東京ガスは、中期経営計画「Compass Transformation 26-28」において、再生可能エネルギーの普及拡大への貢献と様々な分散型リソースの活用による価値提供を志向し、その一つとして系統用蓄電池の活用を推進しています。2025年12月23日付けで高圧系統用蓄電池の最適運用サービスへの参入を発表しており(*2)、他社蓄電所への本サービス提供による高圧系統用蓄電池の運用設備規模200MWを目指しています。(東京ガスの高圧系統用蓄電池に関するお問い合わせ先:https://sol.tokyo-gas.co.jp/vpp/ftm/lp)
一方で、東京ガスは系統用蓄電所運用に関して、多様化する電力市場(卸電力市場、需給調整市場、容量市場など)の取引ルールへの対応や、蓄電所運用の収益最大化のための遠隔制御・監視(管理)の仕組みを低コストで構築し、必要十分な機能を利用できることを評価し今回の採用に至りました。
「Shizen Connect」は、系統用及び再エネ併設蓄電池を含む幅広いエネルギーリソースの市場取引や需給管理、遠隔制御や遠隔監視などをワンストップで提供するシステムです。系統用蓄電池案件の運用代行(*3、*4、*5)やSaaS(Software as a Service)提供(*6、*7、*8)の実績があります。
本採用における両者の役割として、Shizen Connectは東京ガスに対し「Shizen Connect」をSaaS提供します。東京ガスは、「Shizen Connect」がもつ遠隔制御の実行などの機能と、自社がもつ市場取引、各リソースの充放電計画作成などの機能を組み合わせることで、卸電力市場、需給調整市場、容量市場等の各種電力市場向け取引やバランシンググループ(*9)運用など一連の運用業務を行います。
東京ガスのソリューション事業推進部 DERマネジメント事業グループ グループマネージャーの森田 哲氏は、本採用に関して以下のようにコメントしています。
「当社が高圧系統用蓄電池の活用を積極的に進めるにあたり、複数かつ広域に点在するリソースの最適制御と、これによる安定的な収益確保が課題です。Shizen Connectの豊富な実績と、制度の変化や当社のニーズに沿った柔軟な対応力を高く評価し、今回の採用を決定しました。本システムを活用して、当社の高圧系統用蓄電池事業の成長を加速させるとともに、電力系統の安定化と再生可能エネルギーの最大限の導入に貢献し、CO2ネット・ゼロ社会の実現を牽引してまいります。」
Shizen Connectでは今後も引き続き、幅広いパートナーと共に、脱炭素化社会の実現に向けた貢献を続けてまいります。
図1 事業スキーム

表1 「Shizen Connect」の発電側蓄電池制御メニュー一覧
| メニュー | 内容 | 制御対象 | |
| 系統用蓄電池 | 再エネ併設蓄電池 | ||
| 卸市場向け制御 | 卸電力市場の市場価格に連動した充放電制御 | 〇 | 〇 |
| 容量市場向け制御 | 容量市場の発動指令に基づく放電制御 ※安定電源の場合は余力活用契約向け制御を使用 | 〇 | - |
| 余力活用契約向け制御 | 一般送配電事業者からの指令を受け上げ/下げ余力を提供する充放電制御 | △ 準備中 | - |
| 需給調整市場向け制御 | 需給調整市場の約定結果に基づく充放電制御 ※ 一次/一次オフライン/二次①相当/二次②三次①② ※ 発動率が想定よりも低い場合や入札不落時には蓄電池の残量調整を実施 | 〇 | 〇 一次のみ |
| 出力制御回避制御 | 出力制御による売電損失の低減を目的に、出力制御の時間帯に再エネを充電し、卸電力市場価格の高い時間帯に放電する制御 | 〇 | 〇 |
| Hourly Matching向け制御 | 24/7 CFE(Carbon Free Energy)の経済性を最大化し、各サイトで発生するインバランスを低減する制御 | △ 準備中 | △ 準備中 |
*1 Virtual Power Plant(仮想発電所):分散型電源(発電設備、蓄電池、EVなど)や需要設備を遠隔で統合・制御することで、あたかもひとつの発電所のように機能させること。
*2 高圧系統用蓄電池を対象とした最適運用サービスの提供開始について(2025年12月23日付プレスリリース)
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20251223-03.html
*3 Shizen Connect、東急不動産がTENOHA東松山で実施する系統用蓄電池事業に採用(2023年8月3日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2023/08/03/shizenconnect_tokyu_grid_battery/
*4 系統用蓄電所「西鉄自然電力バッテリーハブ宇美」 開所式を開催(2024年6月11日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2024/06/11/opening_ceremony_batteryhub_umi/
*5 Shizen Connect、系統用蓄電池運用代行の第2号案件として「西鉄自然電力バッテリーハブ飯塚」の運用を開始(2024年12月2日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2024/12/02/sc_ns2nd_battery_operation/
*6 エネルギー管理システム「Shizen Connect」が、大手都市ガス会社の系統用蓄電池事業の制御・監視システムに採用(2023年12月8日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2023/12/08/osaka_gas_adopt_shizen_connect/
*7 Shizen Connectが系統用蓄電池制御システムのSaaS提供開始(2024年3月1日付プレスリリース)https://www.shizenenergy.net/2024/03/01/sc_saas_service_grid_battery/
*8 Shizen Connect、JERA Crossのリソースアグリゲーションシステムとして採用(2025年11月11日付プレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_251111_jeracross/
*9 バランシンググループ(BG) :インバランス(計画と実績の差異)の精算を実施する、事業者の集団(単位)。小売電気事業者による「需要バランシンググループ」と、発電者による「発電バランシンググループ」がある。
【エネルギー管理システム「Shizen Connect」について】
「Shizen Connect」は蓄電池・EV・エコキュートなどのエネルギー機器をIoT/AI技術で制御し、その制御価値の電力市場取引などを行うエネルギー管理システムです。ピークカットによる電気代削減やマイクログリッドの構築、そして各種電力市場向け制御によるVPP(仮想発電所)の構築などを実現します。家庭用蓄電池のVPPプラットフォームとして東京ガスや東京電力エナジーパートナー、東北電力、北陸電力などに採用され、系統用蓄電池の制御では大阪ガスや東急不動産、西鉄グループなどに採用されています。また、Shizen Connectは、DR・VPPプラットフォームの法人契約数ベースの市場シェアNo.1を獲得しております(富士経済調べ、2023年度)。
【株式会社Shizen Connect 会社概要】
会社名 :株式会社Shizen Connect
本社所在地:東京都中央区日本橋本町2丁目4番7号
設立 :2023年10月2日
株主構成 :自然電力㈱100%
※大阪ガス㈱、㈱JERA、四国電力㈱、新日本空調㈱、㈱ソラコム、ダイキン工業㈱、東急不動産㈱、東京ガス㈱、西日本鉄道㈱、北陸電力㈱、北海道電力㈱及び事業会社1社(社名非公表)の計12社と新株予約権付転換社債による資本業務提携契約を締結
代表者 :代表取締役CEO 松村宗和
事業内容 :VPPプラットフォーム事業、エネルギー管理サービス事業、IoT機器販売事業など
URL :https://se-digital.net