小売電気事業者のコスト削減・収益獲得期待
- 調達コストの削減、及び、卸電力市場の価格高騰リスクの回避
- 容量拠出金、インバランス料金などのコスト負担の削減
- 容量市場、需給調整市場への参加による追加的な収益獲得
低圧VPPに対する社会的な要請
- 再エネ導入拡大に伴う需給バランスの調整
- 電力系統への負担の軽減
小売電気事業者の低圧VPP運用を支援します
小売電気事業者の経営課題として、また、社会的な要請への対応を目的として、低圧 VPPへの期待が集まっています。
Shizen Connectが小売電気事業者からの制御委託を受け、機器メーカーの遠隔制御サーバー経由、または当社エッジ機器経由で需要家のリソースを遠隔制御します。
| メニュー | 内容 | 制御対象 | |
|---|---|---|---|
| 蓄電池 | エコキュート | ||
| 電気料金プラン 最適化制御 |
需要家の電気代低減を目的に、電気料金プランに連動した制御。時間帯別や市場価格連動型など様々なメニューに対応 | ○ | ― |
| 経済DR制御 | 小売電気事業者の卸電力市場調達コストの低減を目的に、市場価格の値差による経済性を最大化する制御 | ○ | ― |
| 需要創出DR制御 | 再エネ出力制御の低減を目的に、蓄電池の充電やエコキュートの沸き上げを行う制御 | ○ | ○ |
| 需給ひっ迫DR制御 | 需給ひっ迫の低減を目的に、需給ひっ迫警報・注意報の発令時に放電を行う制御。DR家庭用蓄電池補助金の要件に対応 | ○ | ― |
| 容量市場向け制御 | 容量市場の発動指令に基づく放電制御 | 実証済 26年春に実需給予定 |
― |
| 需給調整市場向け制御 | 需給調整市場の約定結果に基づく充放電制御 | 実証済 26年春に実需給予定 |
― |
小売電気事業者等と契約している需要家がもつ蓄電池やヒートポンプ給湯器、 EV等のエネルギーリソースを制御し、電力調達のタイミングを一日の中で別の時間帯にシフトさせることで、様々なメリットを創出します。
東京ガスのソリューション「IGNITURE蓄電池」の制御プラットフォームとして「Shizen Connect」をSaaS提供
2023年5月より東京ガス株式会社に提供していた「機器制御型DR支援サービス」(*1)は、Shizen Connectが制御委託を受け代行で運用。今回のSaaS利用開始に伴って新たにシステム連携を行い、東京ガスの制御指令に基づく運用を実現。
今回の採用に際して、新たに京セラ株式会社の家庭用蓄電池の遠隔制御サーバーとのクラウド連携を実現し、制御対象に追加。結果として「Shizen Connect」の機器制御型DR支援サービスにおいて制御可能な家庭用蓄電池メーカーの国内市場シェアは合計で約57%(*2)に。
*1 小売電気事業者向けに需給ひっ迫対策とコスト削減を行う 「機器制御型DR支援サービス」を提供開始(2023年5月15日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2023/05/15/digital_dr_support/
*2 「月刊スマートハウス」No.108(2024年2月号)の蓄電池メーカーシェアに基づき当社試算
[プレスリリース] 2024.04.23 東京ガスのソリューション「IGNITURE蓄電池」の制御プラットフォームとして「Shizen Connect」を採用
https://www.shizenenergy.net/2024/04/23/shizen_connect_igniture_saas/
24年夏の商用化を目指し、旧一電6社および新電力大手2社の合計8社で実証
ENEOS株式会社、四国電力株式会社、中国電力株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、東邦ガス株式会社、東北電力株式会社、北陸電力株式会社、北海道電力株式会社の大手小売電気事業者8社での、2024年夏の商用導入を目指す実証を実施。
・家庭用蓄電池などの低圧エネルギー機器に対し、充放電を遠隔制御することで、VPP(仮想発電所)を構築の上、調整力を創出し、小売電気事業者の電力調達コスト削減等に寄与
・「Shizen Box」からの制御に加え、クラウド連携している蓄電池メーカー各社の遠隔制御サーバーからの制御も可能であり、その場合には、制御対象である低圧エネルギー機器へのIoT機器等の追加設置は不要
[プレスリリース] 2023.12.05 大手小売電気事業者8社がShizen Connectによる低圧VPPの共同実証を実施
https://www.shizenenergy.net/2023/12/05/dr_support_demo_8_retailers/
[プレスリリース] 2024.09.26 東北電力が低圧 VPP運用にShizen Connectを採用
https://www.shizenenergy.net/2024/09/26/sc_tohoku_el_drservice/
低圧VPP運用にShizen Connectを採用
2023年12月に発表した大手小売電気事業者8社との共同実証の成果(事例02参照)を受け、Shizen Connectの「機器制御型DR支援サービス」が、東京電力エナジーパートナー株式会社の「エコ・省エネチャレンジ機器制御オプション」(2024年6月21日より参加者募集を開始)に採用。
電力システムの安定化に必要な調整力として低圧VPPへの期待が高まる中、エネルギー管理システム「Shizen Connect」を蓄電池メーカーの遠隔制御システムと連携し、家庭用蓄電池をクラウド経由で遠隔制御することで、需給ひっ迫対策や小売電気事業者の電力調達コストと容量拠出金の削減、さらに今後は各種電力市場での取引に活用予定。
[プレスリリース] 2024.06.21 東京電力エナジーパートナーが低圧VPP運用にShizen Connectを採用
https://www.shizenenergy.net/2024/06/21/sc_tepco_adopt_dr_support/
[プレスリリース] 2024.09.26 東北電力が低圧VPP運用にShizen Connectを採用
https://www.shizenenergy.net/2024/09/26/sc_tohoku_el_drservice/
容量市場向け低圧VPP実証を実施
2024年4月より、関西電力は一般家庭のモニターを対象として家庭用の太陽光発電設備やエコキュート、蓄電池をHEMSにより最適制御する実証を開始。その一環として、容量市場での取引を想定して家庭用蓄電池を制御する実証を計画中。
この実証において、「Shizen Connect」とHEMSをシステム連携することで、家庭用蓄電池の容量市場向け制御を実現。
本実証では、容量市場の発動指令に相当する指令をShizen Connectが模擬的に作成して、システム連携をしている関西電力が設置するHEMS経由で実証参加者が保有する家庭用蓄電池を遠隔制御。本実証における技術性評価と課題抽出を経て、2025年以降、関西電力とともにHEMS経由での家庭用蓄電池制御による容量市場参入を目指す。
[プレスリリース] 2024.05.30 Shizen Connect、関西電力と容量市場向け低圧VPP実証を実施
https://www.shizenenergy.net/2024/05/30/sc_capacitymarket_lv_vpp/
蓄電池およびヒートポンプ給湯器の低圧VPP運用にShizen Connectを採用
2023年12月に発表した大手小売電気事業者 8社との共同実証の成果(事例 02参照)を受け、 Shizen Connectの「機器制御型DR支援サービス」が、北陸電力株式会社の「「Easyソーラー」創蓄プラン」および「Easyキュート」デマンドレスポンスサービスに採用。
電力システムの安定化に必要な調整力として低圧 VPPへの期待が高まる中、エネルギー管理システム「 Shizen Connect」を蓄電池では Shizen Box経由、およびヒートポンプ給湯器はメーカクラウドと連携し、遠隔制御することで、需給ひっ迫対策や小売電気事業者の電力調達コストと容量拠出金の削減、さらには需要創出 DRによる需要の昼間シフトに貢献する。さらに今後は各種電力市場での取引に活用予定。
[プレスリリース] 2025.06.23 北陸電力株式会社と株式会社Shizen Connectによるエコキュートを活用した需要創出DRサービスの開始
https://www.shizenenergy.net/2025/06/23/sc-rikuden-start-demand-creation-dr-service/
[プレスリリース] 2024.11.28 北陸電力が低圧VPP運用にShizen Connectを採用
https://www.shizenenergy.net/2024/11/28/sc_drservice_rikuden_2024/