Shizen ConnectがEPRXの2026年度新要件への対応を完了

~JEPX、EPRX三次調整力②及び複合商品を統合し最適計画を立案など~

2026.03.23お知らせ

 Shizen Connectは、自社開発・運用するエネルギー管理システム「Shizen Connect」(以下、「Shizen Connect」)について、需給調整市場(EPRX)の2026年度の新要件への対応を完了いたしました。

 これまで、EPRXの大部分の商品では週間商品としての取引が行われてきましたが、2026年度からはより実需給に連動した形での調整を可能にする目的で、大幅な制度変更が実施されます。具体的には、従来の「一次から三次①までの商品」が「複合商品」として統合され、取引単位が「週間」から「前日」へ、時間ブロックも「3時間」から「30分」へと細分化されます。これに伴い、リソース保有者やアグリゲーターには、より複雑かつ迅速な計画立案と入札対応が要求されるようになります。

 「Shizen Connect」は、系統用及び再エネ併設蓄電池を含む幅広いエネルギーリソースの市場取引や需給管理、遠隔制御や遠隔監視などをワンストップで提供するシステムです。系統用蓄電池案件の運用代行(*1、*2、*3)やSaaS(Software as a Service)提供(*4、*5、*6、*7)の実績があります。

 今回のアップデートを通じて、「Shizen Connect」はEPRXの新要件に準拠するとともに、運用負荷の軽減も実現しました。主なアップデート内容は以下のとおりです。

  1. 複合商品に対応した最適計画立案:卸電力スポット市場(JEPX)、EPRXの三次調整力②及び複合商品を統合した最適計画立案機能を実装しました。30分ブロック単位での約定取込や、変動する約定量内訳にも対応することで、効率的な運用を行います。
  2. 前日取引への対応:「Shizen Connect」システム上での入札計画の登録を、JEPXを含む場合は前日9:00、EPRXのみの場合は前日13:00と、市場の入札締切時刻の1時間前まで登録可能としたことで、最新の市場状況を反映した柔軟な入札が可能になります。なお、入札はシステムから自動で行うことで運用負荷を軽減します。
  3. MMSからの募集量取得:需給調整市場システム(MMS)から募集量を自動取得するAPIを新設したことで、募集量を参照して入札量を決定することが容易になり、意思決定の精度向上に寄与します。

 Shizen Connectは、電力市場や制度の変化にいち早く対応し、高度な制御技術を提供することにより、今後も脱炭素化社会の実現に向けた貢献を続けてまいります。

*1 Shizen Connect、東急不動産がTENOHA東松山で実施する系統用蓄電池事業に採用(2023年8月3日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2023/08/03/shizenconnect_tokyu_grid_battery/
*2 系統用蓄電所「西鉄自然電力バッテリーハブ宇美」 開所式を開催(2024年6月11日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2024/06/11/opening_ceremony_batteryhub_umi/
*3 Shizen Connect、系統用蓄電池運用代行の第2号案件として「西鉄自然電力バッテリーハブ飯塚」の運用を開始(2024年12月2日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2024/12/02/sc_ns2nd_battery_operation/
*4 エネルギー管理システム「Shizen Connect」が、大手都市ガス会社の系統用蓄電池事業の制御・監視システムに採用(2023年12月8日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2023/12/08/osaka_gas_adopt_shizen_connect/
*5 Shizen Connectが系統用蓄電池制御システムのSaaS提供開始(2024年3月1日付プレスリリース)
https://www.shizenenergy.net/2024/03/01/sc_saas_service_grid_battery/
*6 Shizen Connect、JERA Crossのリソースアグリゲーションシステムとして採用(2025年11月11日付プレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_251111_jeracross/
*7 Shizen Connect、東京ガスの高圧領域における系統用蓄電池制御システムとして採用(2026年3月3日付プレスリリース)
https://www.se-digital.net/pressrelease_260303_tokyo-gas_grid-battery/